SHOOTINGフォトグラファー+レタッチャーファイル2021_PART1

こんにちは。クリーチャーの池田です。

毎年こちらで紹介させていただいていますSHOOTINGフォトグラファー+レタッチャーファイル2021に今回は5人掲載していただきました。その掲載内容について、まずは今年初掲載となりました三田本人から紹介させていただきます。

今回、2点の広告作品と4点のパーソナルワークを掲載させて頂きました。天然水スパークリングは、フィルムのスキャニングから仕上げまで担当しました。TISでは、以前から勉強していたシミュレーションCGが仕事で使えるレベルになってきたので、ランプから出る煙素材をCGで作りレタッチでポップな印象の煙になるように仕上げました。

パーソナルワークは、それぞれ数学的なアプローチで制作しています。それぞれのパーソナルワークの説明をすると長くなりますので、今回は爆発のシミュレーションについて説明しようと思います。

ベクトルという方向と力の矢印を計算することによって、どの場所でどの向きにどのぐらいの力で飛ぶかを計算することができます。これによって、最終的な形状の7割ほどがCGソフト上でディレクション可能になります。さらに色の情報RGB(255.255.255)というVectorデータを、それぞれ加算・除算することによって疑似的に色が混ざる表現を可能にしています。

 

他のパーソナルワークでは、

サイン関数を使用

 

パーリンノイズを使用して徐々に消える表現と飛び散る粒子

 

有限要素法

を使用しております。

数学は苦手なのですが、数学で表現できるものに美を感じます。高校の時にもっと数学をやっておけばよかったと後悔しています。実際にこのような手法で、静止画と連動した動画や、携帯の壁紙・スクリーンセーバーの案件作業を行っています。